「楽天EXPO2013~BRAND」札幌会場に行って来た
こんにちは、「あまちゃん」を見逃すほど寝坊して自己嫌悪110%で書いてます。ハカセです。
日頃お世話になっている店長さんにお願いして、楽天EXPOに参加させてもらいました。前職時代は当然の様に会社のお金で参加させてもらってましたが、今回は当然自腹での参加です。ちなみに会費は12,600円だったはず。
三木谷社長の講演やゲストの方の講演などを聴けるセミナーに参加したと思えばそれほど高いものでは無いのかも知れませんが、2次会3次会の会費などを含めると個人には結構痛い額の出費となりました。
でもそれに見合うだけの「得るもの」はあったと感じています。楽天に出店されている方で参加した事が無い方は是非一度参加してみて下さい。他の店舗の店長さんや担当者さんと会えるだけでも参加する価値はあると思います。
楽天EXPO2~13~BRANDとは
楽天EXPOや楽天カンファレンスに参加した事のある方はもう既にご存知だと思いますが、毎回概ね同じ流れで進行して行きます。今回の流れはこんな感じ。
- 戦略共有会
- 事業パート 高橋理人氏 (楽天市場の今と未来について数字を交えてのお話)
- 開発パート 塩野隆生氏 (システム面での対応事項、今後の予定などのお話)
- ゲストフォーラム 感動プロデューサー 平野秀典氏
- フォーラム(2会場に分かれて選択制)
- 今すぐ使える!スマートフォンを活用した効果的なユーザ獲得
- 昨年比3倍以上の急成長マーケット!今始める海外販売
- イベント (有名店長に話を聞いたり、出店者さんの商品を食べれたり)
- 三木谷社長の講演(ここ数年は海外などからの中継が多かったが今回は来札)
- 表彰式
- 懇親会(立食パーティー)
EXPOで語られた楽天市場の今とこれから
それぞれの講演の内容を書いても、正確には伝えられないだろうし、何よりまとめるのがメンドクサイので省略しますが、全体を通して個人的に印象に残ったキーワードは3つ。
- スマホ
- 動画
- Social
スマホ(スマートフォン、タブレット、スマートデバイス)
三木谷さんは以前に「モバイルの売上げが全体の半分になる」みたいな事を言っていた。imodeが普及し始めて携帯電話からメールの送受信やWEBへのアクセスが多少一般的になって来た頃だった気がする。
その当時とは今とでは携帯電話のあり方は大きく変わっけど、間もなくモバイル端末(スマホ)からの売上げは50%の到達しそう。(スーパーSALEの時のアクセス数は49%がスマホからだったらしい)
WEBデザインの世界でも「モバイルファースト」とか言われる様になって来たし、多分この流れは確実に続くんだろうなと誰もが感じているんだと思う。
ここにGoogle glassやi-watchが入って来ると、また形は変わるんだろうなと想像するとワクワクして来る。
動画
youtubeやニコニコ動画を一度も利用した事が無い人はほとんど居ないんじゃないかと思える様な状況で、今更な感じもするけど楽天市場の店舗で動画サービスを利用しているのはまだ二千数百店舗しか居ないのだとか。
個人的には懐疑的だったのだけど、動画を載せると転換率が30%上がったなんてデータもあるらしいので、ここはチャンスですよ。
動画を載せると楽天内の検索順位にも好影響があるって噂もあるので、ライバル店舗より先にやってみてはいかがでしょうか。
制作側からしてもこれから需要がますます増えそうなので、必須スキルになって来るかも知れませんね。Adobe premiereとか高価なソフトを使わなくても、picasaとかimovieとかでもそこそこいけるはずなので、今のうちに勉強しておこうと思います。
Social
一時期より流行のピークは過ぎた感じもありますが、FacebookやTwitterを上手に使って店舗の運営を「お客さんと一緒に」行っている店舗は確実に増えています。楽天S4サービス経由の流通額も昨年対比で+30%以上で伸びているとの事。
売上げを作るツールや、アクセスを稼ぐツールと考えてしまうとSNSは使えないと思いますが、今回のEXPOのテーマでもあるBRAND(ブランド)の形成には非常に有効なツールだと思ってます。
コミュニケーションに問題のある私の様な人には難しいですがw、使わない手は無い?
注意すべきなのは、TwitterなのかFacebookなのかLINEなのかmixi()なのか、サービスに流行り廃りがあるので、過剰な投資や労力の投入は結構リスキーです。一生懸命記事書いたりしても、いつの間にか「誰もやってない」なんて事も有り得ます。
3つのキーワードに共通する事
これら3つのキーワードは、以前からずっと言われている事で、決して目新しい事ではありません。さらにあえてキーワードの中に挙げなかったのですが、この3つのキーワードに密接な関係を持つ言葉があります。フォーラムの中や他店の方との会話の中にも何度も登場した言葉。
Emotion~感情・情緒・感激・感動これも色んなところで言われていて、全然目新しい事では無いのでしょうがインターネットでの販売(特に楽天)においてすごく大事な事なんだろうと改めて感じました。
ゲストフォーラムの中で、パンパースの話が例として出ていましたが、スペックを強調した売り込みより、感情に訴えかけるキャッチコピーの方が、より人の心を動かすのだと思います。
戦略共有会で紹介されたチポトレの理念の動画がとても感動的だったので、エモーショナルな実例としてご紹介します
まとめ
今回初めて自腹で会費を払って参加してみて、改めて参加して良かったなと思えました。経費を出してくれていた前の会社には今更ながら感謝です。費用会社持ちで参加されてる方は是非、上司・社長に感謝の気持ちを伝えましょうw。
楽天市場のブランドはマーケットプレイスとしての多様性と店舗同士、店舗とお客さん、店舗と楽天との結びつきが作り出しているそうです。(三木谷氏談※結構個人的な意訳なので本意と違うかも・・・)
楽天EXPOの参加者は実に多様性に富んでいます。起業家や企業の経営者、大企業の部署担当者や中小企業のアルバイトスタッフ、楽天の新卒社員から執行役員。色んな企業の色んな立場の方達が居る不思議な空間に一度参加してみても損は無いと思います。
意外な発見や運命的な出会いがあるかも知れません。
ガラにも無く真面目な事を書いてしまったので、次回は 「ゾンビが来ても生き残れるネットショップの事務所作り」をお届けします。
それではまた。
Your Message