ネットショップで商品を売るためにHTMLの知識やデザインの能力は「必須」では無い件。

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僕は不真面目ではあるが、サラリーマンで、楽天市場・ヤフーショッピング・自社サイトなどネットショップの運営を生業としている。

同業者の中では「成功している」とされる店舗の運営責任者なので、同業者の集まりなんかにいくとなんか色々質問されたりなんかもする。

ノウハウやナレッジを公開した所でライバル店舗と形勢逆転したりなんて事はあり得ないと思っているので、質問されたら正直にバンバン答えているのだが、その質問内容に「えー????????」と思う事が少なくない。

例えばjQueryを使ったローテーションバナーをページに使用して居るのを見た他店の方が「あれどうやってやるんですか?」と聞いてくる。正直いって、僕なんかに聞かなくてもググれば一発で解決する様な技術的な質問をしてくるのだ。技術的な事なら自慢じゃないが全く自身が無い。「Googleで検索して調べてね」って言うのが精一杯だ。そんな僕にどうやったら出来るのかを聞いてくるのだ。多分説明されても理解出来ない位の知識しか無い人が。

そんな時僕は、その人の目的が「かっこいいページを作る事」になってしまっていないかを、言葉を選んで慎重に伝える。

手前味噌ながら僕が責任者を務めるショップのページは、楽天内の同ジャンルの店舗から見ると相当にカッコいいはずだ。これは僕個人のこだわりでもあるし、会社として大切にしている部分でもある。(HTMLの文法的に間違っていたり、ブラウザによって表示が崩れていたりの不具合はたくさんありますが…)

そんな店舗が(僕の在籍する店舗)地域で、もしくはジャンルで一番売れているので、真似をしたくなる気持ちは判る。僕も追う立場にいたらきっと真似をするだろうと思う。だけど一番大事な事を忘れている事に気がついて欲しい。ネットショップを運営している以上一番の目的は「商品をたくさん買ってもらう事」なはずだ。

いつのまにか「手段」であるはずの「HTMLの知識(この場合CSSやJavaScriptなどWEBページ作成の技術全般を指します)」や「デザインの能力」なんかが「目的化」していて、「その目新しい技術が自分でも出来れば商品も売れるはず」と無意識?に思ってしまっているのだろう。

ちょっと待ってほしい。糞みたいな「ワードで作ったの?」って言う様なページでランキングの上位に入っている様な商品を見た事が無いだろうか?その商品が売れたのは何故なんだろうか?

テレビで取り上げられた?元々すごく有名な商品だ?
「色々理由は考えられるけど、うちには真似出来ない」と思っていないだろうか。

良い商品を作る(仕入れる)・安く商品を作る(仕入れる)って言う部分は非常に重要な要素であるとともに、一朝一夕で真似が出来る物では無い。状況によっては、そこで勝負するのは諦めないといけない場面も多々ある。変えられない部分を変えようとあがくのは無駄な努力だ。他人と過去は変えられない。(この場合の過去は商品力や仕入れ力を指す)

じゃあどこに力を注ぐべきか?
「テレビで紹介された商品・有名な商品は何故売れるのか?」

メディアで紹介される事による信頼感と、商品の背景を知る事による欲求の刺激。なのでは無いかと僕は思う。「テレビに出るくらいだから良い商品(良い店)なのだろう」という期待。テレビなどで商品の情報が提供される事により「なるほどこんな商品なら欲しい」と欲求が刺激される。ネットショップならリアルタイムで商品を購入出来るので「一番欲しい時」に購入する喜びを感じる事が出来るのだ。

つまり「信頼感」と「欲求への刺激」を提供する事が出来れば、商品は買ってもらえるはずだ。(これがそう簡単ではないのだが…)

信頼感を持ってもらうのには?
・過去の実績を示す(自分では大した事が無いと思っている様な事でもきちんと伝える事が大事※例としては創業ウン十年など)
・購入までの道筋を示す(支払い方法は?送料は?同梱は出来る?いつ届く?)
・購入者の声を見せる(良かった点も悪かった点も正直に示す事が重要)

欲求を刺激するには?
・買ったらどうなるかを教える(買う事のメリット・用途など)
・商品の背景を伝える(製造者のこだわり・他の商品との違い・原料・機能など)
・誰かの声(お客様・第三者・自分自身の実際の声)

実際に僕の運営するショップでもテレビ番組で紹介された商品が、瞬間的ではあるが日商が普通の日の10倍以上売れた事がある。多分「信頼感」と「欲求」をきちんと伝えられれば、テレビでなくてもこれぐらい売れるのだろうと思う。

多くの人に伝えるためにはまた別のアプローチも必要になるのは事実なのだが、(多くの人に情報を伝える必要がある)ここを見失うとネットショップとしてのアクションが本末転倒になる可能性が大きいので、きちんと注意しなくてはいけない。

さらに重要なのは売れた後なのかも知れないが、その話はまた別の機会に。

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